


ソフロロジーとは、『赤ちゃんと母親と、そして素晴らしい経験を積んだ新たな女性という3人の人間を生み出す』といいます。21世紀の新しい出産法=ソフロロジーが、多くの女性に理解され、その結果いい社会が実現されることが目的です。
ソフロロジーは、他の分娩法のように出産の一時だけを捉えたテクニックではありません。ソフロロジーでは、出産という瞬間は、妊娠に始まり、出産後も続いていく育児というプロセス全体の1つの通過点として捉えます。妊娠中から、出産や育児をイメージし、精神を安定させ、リラックスの中で出産を迎え、妊婦はそのときすでに母性が確立しているということが特徴です。
また分娩法には大きく『麻酔分娩』と『自然分娩』があります。ソフロロジーでは麻酔は使いませんので、そういう意味では自然分娩なのですが、ソフロロジーでは、自然分娩という言葉はあえて使いません。それに代わって『自律分娩』という言葉を使います。『あくまでも母親と胎児が一緒になって、自分のペースで出産できる』ところに特徴があるからです。
自分のペースで母性を育みながら出産・育児ができる、そんな場がソフロロジーなのです。
ソフロロジーは一言で言うと、『どうやって精神的にリラックスするか』というトレーニング方法です。そこではヨガや禅の瞑想の技法、あるがままを受け入れるという思想など、東洋的なものが基本になっています。
これを欧米でやると、まずこの東洋的なものへの理解に至るまでが非常に難しく、どうしても長時間の学習が必要となります。ところが幸い日本人の場合は誰しも、すぐにそういう理解は自然と身につけています。ですから欧米人にとっては難しいソフロロジーも、日本人にとっては、いとも簡単に誰でもが習得できるものです。
実際の方法は後述しますが、毎日のんびりとCDを聴くだけ、あとは簡単体操をするだけ。これでほとんどすべてです。
ソフロロジーは、もともとスペインの精神神経科医であるA・カイセド博士が、精神の平安と安定、調和を得るための方法を学ぶ学問として創案したもので、産婦人科だけのものではなく、ヨーロッパでは、精神科や循環器科、胃腸科や歯科などにも広く応用されているリラックス法です。
このソフロロジーを初めて産婦人科に取り入れたのが、フランスはパリ・サンミッチェル病院のJ・クレブ博士でそれが1976年のこと。さらにそれを日本人向けにリファインして現在の形で私が日本に紹介したのが1987年です。つまり、スペイン生まれ、フランス、日本育ちというのがソフロロジーで、現在日本で行われている方法は、ほとんど私のオリジナルといってもいいかも知れません。
ソフロロジーという言葉は、ラテン語で調和・平安・安定を意味する『ソ』、心気・精神・意識を意味する『フレン』、研究・議論・学術を意味する『ロゴス』という3つの言葉からなる造語です。この語源だけを見ても、ソフロロジー単なる出産法ではなく、『精神の平安の学問』だということが、おわかりいただけると思います。
大切なことですのでもう一度整理すると、次のようになります。
『ソ』sos=調和・平安・安定
『フレン』phren=心気・精神・意識
『ロゴス』 logos=研究・議論・学術
この3つのラテン語を組み合わせたもので、もともとスペインの精神神経医であるA・カイセド博士が創案した学問だということは、すでに紹介したとおりです。
要するにソフロロジーとは、『どうやったら精神的にリラックスできるか』というトレーニング法だと思ってください。
著者 松永 昭 氏
【フランス発の超出産法『ソフロロジー』なら出産の不安が喜びに変わる】より引用
日本ソフロロジー法研究会公式ホームページはこちら
http://www.sophrology.jp/